ワクチン接種について
当院では下記の予防接種を行なっております。予防接種は対象年齢も異なることがございます。
ワクチン名 | 料 金 | ワクチンの種類 | ||
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肺炎球菌ワクチン | 8,000円 | 不活化 | 任意 | 1回 5年ごと |
麻しん・風しん混合ワクチン | 9,500円 | 生 | 任意 | 2回 |
A型肝炎ワクチン(エイムゲン) ※3回接種 1回につき |
8,000円 | 不活化 | 任意 | 3回(初回から2~4週空けて2回目を接種、初回から6ヶ月後に3回目を接種) |
B型肝炎ワクチン(ビームゲン、ヘプタバックス) ※3回接種 1回につき |
5,000円 | 不活化 | 任意 | 3回(初回から1ヶ月後に2回目を接種、初回から6ヶ月後に3回目を接種) |
帯状疱疹ワクチン(シングリックス) ※2回接種 1回につき |
22,000円 | 不活化 | 任意 | 2回(初回から2ヶ月あけて接種) |
子宮頸がんワクチン(シルガード9) ※3回接種 1回につき |
28,000円 | 不活化 | 任意 |
3回(初回から2ヶ月後に2回目を接種、初回から6ヶ月後に3回目を接種) ※小学6年生から高校1年生の女性は定期接種になります。 ※高校3年生から27歳までの女性1997年4月2日から2008年4月1日生まれがキャッチアップの対象です。 ●持参すべきもの 山形市に住民票があることを確認できる身分証 ※持参が望ましいものとして接種歴がわかる母子手帳等 ●接種する条件 ・接種日から1週間以内に発熱や風邪症状がないこと。 ・接種後30分クリニックでの経過観察が必要になります。 ・18歳未満の方は保護者同伴でお願いします。 |
日本脳炎ワクチン ※3回接種 1回につき |
6,600円 | 不活化 | 任意 | 接種歴がない人3回(初回から1~4週空けて2回目を接種、初回から1年後に3回目を接種)接種歴が3回ある人 1回接種 |
3種混合ワクチン ジフテリア、百日咳、破傷風(トリビック) |
6,000円 | 不活化 | 任意 | 1回 成人のみ |
RSウイルス(アレックスビー) | 25,000円 | 不活化 | 任意 | 1回 60歳以上 |
髄膜炎菌(メンクアッドフィ) | 22,000円 | 不活化 | 任意 | 1回 接種 |
水痘 | 6,600円 | 生 | 任意 | 1回 接種 |
インフルエンザワクチン(9月5日現在) | 3,000円 | 不活化 | 定期 | 1〜2回 毎年10月以降。年齢により2回 |
新型コロナワクチン(9月5日現在) | 16,000円 | mRNA | 定期 |
(税込)
令和6年4月1日現在
■ 新型コロナワクチン、インフルエンザワクチン接種希望の方へ
新型コロナワクチン、インフルエンザワクチンの接種はweb予約かお電話にて予約をお願い致します。
インフルエンザ・コロナワクチン以外のワクチン接種を希望される方は、必ず事前にお電話にてご連絡を
お願い致します。
※複数のワクチンの同時接種も可能ですが、生ワクチン同士は4週間あけて接種する必要があります。また新型コロナワクチンとは前後2週間あける必要があります。
不活化ワクチン同士、不活化ワクチンと生ワクチン(1種類)の場合などは同時接種が可能です。複数のワクチン接種が必要な方は、スケジュールに余裕をもってご来院ください。
※予防接種は自費診療となります。自治体等からの助成が受けられる場合は料金が変わりますので、適宜ご相談ください。
■ 子宮頸がんワクチン
子宮頸がんワクチン(シルガード9)を取り扱っております。子宮頸がんは20代後半から発症する疾患です。病期ステージI期でも子宮全摘が選択されるケースもあり、その結果,妊娠できなくなることもあります。子宮頸がんはシルガード9のワクチンで原因となるパピローマウイルス感染の80−90%予防できるとされております。
平成9年度から平成18年度(1997年4月2日から2007年4月1日)生まれの女性の方はキャッチアップ接種の対象となります。2024年9月までに初回接種すれば、最大約10万円のワクチンが公費による接種が可能です。無料接種は2025年3月までとなります。初回接種後半年後に3回目の接種を行いますので、2024年9月まで初回摂種をしてください。
※小学6年生から高校1年生の女性は定期接種になります。
※高校3年生から27歳までの女性1997年4月2日から2008年4月1日生まれがキャッチアップの対象です。
●持参すべきもの
山形市に住民票があることを確認できる身分証
※持参が望ましいものとして接種歴がわかる母子手帳等
●接種する条件
・接種日から1週間以内に発熱や風邪症状がないこと。
・接種後30分クリニックでの経過観察が必要になります。
・18歳未満の方は保護者同伴でお願いします。
■ 帯状疱疹ワクチン
50歳以上を対象とした不活化ワクチンです。2ヶ月をあけて2回接種が必要です。
帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。体の神経に沿って、赤い発疹が集まって痛みを伴います。80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。加齢や疲労、悪性腫瘍や糖尿病で免疫力が低下した際に、神経節にひそんでいたウイルスが再度活性化し、帯状疱疹が発症します。症状としてはピリピリ刺すような痛みです。痛みにより夜も眠れないことがございます。帯状疱疹の合併症に顔面神経麻痺や帯状疱疹後神経痛があります。帯状疱疹後神経痛は帯状疱疹の皮膚が治っても、痛みが持続し、長期間にわたり悩まされる方もいます。長期間の痛み止めの内服や神経節ブロックが必要になる方もおられます。
このような症状が出る前に、帯状疱疹ワクチンをお勧めします。
■ RSワクチン
60歳以上を対象としたワクチンです。1回接種が必要です。RSウイルスは呼吸器感染症の1つの原因です。生涯にわたって感染します。喘息やC O P D、冠動脈疾患、慢性心不全などの基礎疾患をお持ちの方や免疫機能が低下している状態では重症化することもございます。高齢者では入院となるケースもございますので、接種希望の方は問い合わせください。
■ A型肝炎
A型肝炎ウイルスによる感染症になります。A型肝炎ウイルスに汚染されている飲食物を食べることや、性交渉(糞口感染)が感染経路と考えられます。約1ヶ月の潜伏ののち、発熱や全身倦怠感、黄疸などの急性肝炎の症状が見られます。日本国内でも感染例は見られる場合もありますが、主には海外渡航での感染が問題となっております。アフリカや東南アジア、中南米等の流行地域に渡航を考える方はご検討ください。一度感染すると終生免疫がつきます。また、慢性化することは通常ありません。
1回目と2回目の間は2−4週間必要です。1回目と3回目は24週以上あけます。渡航1ヶ月前までには少なくとも2回目は済ませてください。
■ B型肝炎
B型肝炎ウイルスによる感染症になります。元々日本を含め、東アジアは流行地域になります。母子感染対策事業により、日本では感染者は減少しております。
2016年10月から0歳児を対象とした定期接種が日本でも開始されております。医療従事者、警察官、消防士などの他人の血液、体液に暴露される機会が高い職種の方は接種が望まれます。B型肝炎は感染によりキャリアや慢性肝炎、肝硬変に進展する場合もございます。また、一度感染するとウイルスゲノムが肝細胞の核の中に組み込まれます(ウイルスの種が入った状態となります)。このウイルスの種を除去する治療は現在のところ、確立できておりません。
ワクチンでは3回接種が必要になります。2回目は初回投与から1ヶ月後、3回目は初回投与から6ヶ月後になります。